キーワード・アンケートNo.19「子供を取り巻くネット社会の不安」
携帯電話やパソコンでインターネットを利用することは、今では何も特別なことではなくなった。ただし、子供が無防備なまま使うと、子供が有害な情報に触れたり、危険な状況に引き込まれることも考えられる。
今回のキーワード・アンケートでは、子供(小学生と中学生)とネット社会との関係について、どのように考えているかを尋ねた。

日経BPコンサルティング 佐藤昭彦
2007年7月27日

ルールを教えるのは「おもに家庭で保護者」が8割超

■あなたは、子供が携帯電話を使ってインターネットにアクセスすることにリスクがあると思いますか。(ひとつだけ)

■あなたは、子供がパソコンを使ってインターネットにアクセスすることにリスクがあると思いますか。(ひとつだけ)

■あなたは、子供が携帯電話やパソコンでインターネットにアクセスすると、どのようなリスクが発生すると思いますか。(いくつでも)
※回答が多い順にソート

■携帯電話やパソコン、インターネットの使い方のルールは、誰が子供に教えるべきだと思いますか。(ひとつだけ)

 はじめに、子供が携帯電話やパソコンを使ってインターネットにアクセスすることにリスクがあるかと尋ねた。「大いに思う」と「ある程度は思う」を合わせると、携帯電話もパソコンも共に96%。「あまり思わない」+「思わない」の比率は、携帯電話では4%、パソコンは3%に過ぎず、回答者のほとんどはリスクがあると考えている。

 ではどのようなリスクが発生すると考えているのだろうか。最も多いのは96%を集めた「アダルト情報や犯罪、出会い系など違法・有害サイトに接触する」。2位には「フィッシング詐称などの犯罪に巻き込まれる」(69%)、3位に「過大な通話料金が請求される」(65%)が入った。最近、“学校裏サイト”での児童・生徒同士による誹謗・中傷合戦が話題にのぼるようになってきた。これに関係していると考えられる「掲示板やブログなどで中傷される」、「掲示板やブログなどで中傷する」は4割強という結果になった。

 携帯電話やパソコン、インターネットの使い方のルールは誰が子供に教えるべきかを尋ねたところ、回答者の84%は、「おもに家庭で保護者が教えるべき」と考えている。「おもに学校で教師が教えるべき」は12%にとどまった。「特に教える必要はない」との回答はなかった。

【意見欄より】

「そもそも子供に携帯電話が必要なのか大いに疑問。本当に必要なものなのか再検討する時期にあると思う」(40歳代、男性)

「携帯電話やインターネットを使って、子供が自由に情報を収集できるようになること自体はいいことだが、歪んだり偏った知識を身に付けてしまう可能性があることが問題。歪んだり偏った情報が氾濫している事項については、先に正しい知識を身につけてもらうことである程度防止できると思う。ただし、そうした知識は教える時期が難しいので、そこが課題だと考えている」(30歳代、男性)

「安全のために携帯電話は必要かもしれないけれど、あまり子供に持たせたいとは思わない。また、パソコンも、家族用のものを目の届くところで子供に使わせるべきだと思う。今の親達は学校に任せようと思っているようだが、本当は、親が自分達の手で子供をしつけ、守るべき。そしてその責任を負うべきだ」(30歳代、女性)

「大人でも被害に遭いやすいのに、何の警戒心のない子供だと当然被害に遭いやすい。そこを付け狙ってくる悪質な詐欺や犯罪行為が目立ってきていると思うし、これからもっと注意して子供を守っていかなければいけないと思う」(30歳代、女性)

「親の目の届くところでパソコンを使う。また、携帯電話に関しては、年齢に応じてウェブやメールの契約をするなど、親の監督は必須だと思う。年齢の低いうちに『なぜメールやウェブを契約しないのか』をきちんと説明し、少しずつ危機管理を教えていこうと思う」(40歳代、女性)

「過去は、問題は携帯電話の通話料金の高額請求くらいだと思っていましたが、現在は、出会い系サイトをはじめとして、深刻で、生命の危険に関わる問題が多くなっていると感じます。18歳未満の携帯電話の所持は、国による免許制にしてもいいくらいだと思います」(40歳代、男性)

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