連続調査No.36
「公共交通機関への不安」
8割が公共交通機関へ不安を「感じる」
日頃、それほど安全性を意識せずに利用している公共交通機関。しかし、2005年に起きたJR福知山線の脱線事故の衝撃もまだ記憶に新しいうえ、今年も都電・荒川線の衝突事故やJR山手線の相次ぐ運休など、鉄道への信頼を損なう事態が続いている。エンジン損傷やニアミスなど、航空機のトラブルも頻発している。今回は、通勤・通学や旅行などで利用する公共交通機関への不安について尋ねた。
日経BPコンサルティング 水口 星史
2006年8月11日
自分や家族・知人が「危険な目にあった」のは25%
■あなたやご家族などが、鉄道やバス、タクシーなどの公共交通機関で、ケガをしたり危険な目にあったことはありますか。(1つだけ)

最初の設問では、自分や家族・知人が公共交通機関を利用した際に、ケガをしたり何らかの危険な目にあったことがあるかを聞いた。その結果、自分や家族・知人が「危険な目にあった」という回答は25%となった。
前回(No.35)の記事と同様に、この値は「エレベーター事故と公共交通機関への不安」という調査に対する回答者の中での割合であり、かつ、ケガなどの被害がないケースも含んでいるため、事故として報告されている実数よりは高い値となっていると考えられる。
危険な目にあった公共交通機関としては、「鉄道」(41件)、「タクシー」(30件)、「バス」(24件)、「飛行機」(9件)、「ロープウェイ」(4件)という順に並んだ。
鉄道に関しては、「鞄をドアに挟まれたまま電車が走行した」(40代/男性)、「電車の自動ドアの戸袋に指を引き込まれ、怪我をした」(50代/男性)、「降車時に足を滑らせ、電車とホームの間にはさまれた」(50代/男性)など、多くの声が寄せられた。
「乗車していたタクシーが停車中、後ろからトラックに追突された」(30代/男性)、 「母がタクシーに乗る際、完全に乗っていない状態で発車した」(40代/男性)、「バスの最後列に座っていた時にバスが急停車したため、通路中程まで飛ばされた」(20代/男性)、「バスの運転手が乗降口のドアを開けたまま、発進してしまった。ほぼ満員だったため、落とされないようにしがみついていた」(30代/男性)など、タクシーやバスでのトラブル事例も少なくない。
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