連続調査No.26「団塊世代の引退と技能伝承問題」

2割強は団塊世代の知識・経験が「ほとんど継承されていない」

■団塊の世代が持つ業務知識や経験、技術などは、下の世代に継承されていると思いますか。(1つだけ) ※団塊の世代が「いる」回答者ベース

 ご自分の部署に団塊の世代が「いる」という方に、団塊世代の業務知識や経験、技術といった「ノウハウ」がどの程度下の世代に継承されていると思うかどうかを伺いました。「十分継承されている」は6.2%にとどまりましたが、「部分的に継承されている」が60%近くに達しており、多くの企業でノウハウ継承の努力をしている、あるいは継承の仕組みがあることが伺えます。

 一方で、「ほとんど継承されていない」も20%を超えており、こうした現場からは、「これからもずっと必要なノウハウの継承があまり行われていないことに危機感を感じている。ユーザーはそうした人物のノウハウを望んでいる」(40代後半/製造業)など、不安の声が上がっているのも事実です。

業務に支障が出る不安を「感じる」「やや感じる」が5割超

■団塊世代の引退によって、あなたの所属部署や業務に支障が出る不安を感じますか。(1つだけ) ※団塊の世代が「いる」回答者ベース

 団塊世代のノウハウの継承はある程度進んでいるようですが、実際に団塊世代が引退していった際に、業務に支障が出る不安を感じている人はどの程度いるのでしょうか。全体では、支障が出る不安を「感じる」「やや感じる」を合わせると5割を超えます。

 ただし、年代別には明確な差が表れています。最も不安を感じているのは当の団塊世代で、4分の3近くが不安を感じているのに対し、30代以下ではほぼ半数、40代以下では5割を切ります。同じ50代でも団塊より下の世代は団塊世代に比べて不安感は少なく、「当人が思っているほどには、周りは不安を感じていない」という結果です。

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