【今週のハイライト】ライブドア問題から見える株式市場の危うさ(1)

投資組合を使ってカネの流れを不透明に

 一連の取引で念の入ったことにはVLMA2号投資事業組合の他に2つも投資組合を利用している。ライブドアファイナンスが業務執行組合員を務める「EFC投資事業組合」と、その出資先である「M&Aチャレンジャー1号投資事業組合」という2つの投資組合を経由してライブドアから資金が流れており、ただでさえ、不透明な投資事業組合のカネの流れをさらに隠すように工作している。

 当然ながら投資組合を通せば、運用資金の1~3%が手数料として差し引かれるので、どう見ても通常の取引ではなく、背景に何らかの意図があると思わざるを得ない。

 実はこのM&Aチャレンジャー1号を組成・運営しているのがエイチ・エス証券の子会社であるHSインベストメントだ。また、同証券のグループ会社である日本M&Aマネジメント(JMAM)が組成・運営し、業務執行組合員を務める「JMAMサルベージ1号投資事業組合」もライブドアによる他の買収案件に深く関与している。

 そして、同証券の代表取締役副社長である野口英昭氏が沖縄で不審な死を遂げたのは周知の通りだ。野口氏は以前にライブドアグループの子会社社長も務めており、堀江氏にも近く、なおかつJMAM取締役として事業組合の組成にも関わっていたとされる。

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