HIV感染者・AIDS患者は累計1万人突破!
9割以上が「自分とは無関係」
毎年12月1日は「世界エイズデー」としてAIDSに対する正しい知識と予防を喚起するイベントが開催される。昨年もタレントなどを起用したキャンペーンが開かれたが、それに先立ち、2005年11月に厚生労働省、財団法人エイズ予防財団、 Yahoo!リサーチによる「エイズに関する意識調査」が行われた(有効回答者15~39歳の男女、1383人)。
この調査によると、日本国内で2004年1年間に感染者数・患者数が1165人となったことを知っていた人は、わずか15%。59%が「もっと少ないと思っていた」と答えた。
また、「自分はHIV/AIDSに感染しない」と考える人が19%、「可能性は低い」と併せると93%が、「自分とは関係ない他人事」と答えた。

「やっぱり他人事ですか?」
出典:厚生労働省
だが、実際は誰にでも感染する危険性はある。自覚症状のないままHIVに感染している人たちもおり、不特定多数の相手と性的行為を繰り返せば、感染の可能性は高い。もし若い女性がそれによって感染し、知らずに出産すれば、母子感染のおそれもあり、生まれてくる赤ちゃんに苦痛を与えることになる。そんな悲劇を望む人はいないだろう。
AIDSについてはまだまだ無知や誤解が多く、先の「エイズに関する意識調査」でも潜伏期間が10年ほどあることを知らない人が23%いた。彼らは感染すれば自覚症状があると思っており、こうした無知さが感染源となる。
そもそもHIV感染とAIDSは別物である。国立国際医療センター・エイズ研究開発センターのサイトには「患者ノート」というHIV/AIDSの基礎知識が掲載されているが、HIVに感染後、指定された23の感染症を発症してからAIDS発症となる。その潜伏期間は人によるが、2~3年以内が約10%、 5~6年以内が約30%、10年以内には50~65%が発症すると考えられている。
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