日本のネット企業が絶対にアマゾン、グーグルに追いつけない理由(4)
世界遺産の高解像度画像も集積・検索可能に

最後に、4、5年を目標にしたグーグルのプロジェクトとして、「ギガピクセル」プロジェクトが紹介された。
これは、ユネスコが指定した世界遺産の姿を、ギガピクセル――つまり10億画素を持つカメラで撮影し、保存するというものだ。
会場では、グーグルのエンジニアが撮影した公園の写真が投影された。公園全体の写真のごく片隅に写っている赤い点をズームアップしていくと、そこにはっきりと女性の姿が見えるだけでなく、その隣の男性の履く靴の銘柄までが読み取れ、その解像度の高さに驚かされる。
「今後とも、爆発的な情報の拡大はまだまだ続いていくことでしょう。しかし、こうした状況のなかでも、グーグルの目標は変わりません。それは、世界の情報を整理して、いつでもどこでもあらゆるデバイスでアクセスできるようにするということです。そのために、グーグルとユーザーがつねに中心にあり、それを 4つの使命が結ぶという構図を守っていきたいと考えています」
最後に、グーグルアースで進行中のデモンストレーションとして、地図上の示された点をクリックすると、その地域を取り上げた「ナショナルジオグラフィック」誌の写真や記事が表示されるというデモンストレーションが行われ、1時間の講演が幕を閉じた。
他のネット企業がグーグルに追いつこうと努力しても、つねにグーグルはその何歩も先をいっている――そんな理由の一端をかいま見たような講演であった。
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