リポート:
日本のネット企業が絶対に
アマゾン、グーグルに追いつけない理由(4)

~「検索対象の拡大ぶりに、最早どの企業も対抗できない」(グーグル・後編)~

 2005(平成17)年10月28日(金)、WPC EXPO 2005の3日目午後、グーグル・インコーポレイテッド、エンジニアリングディレクター、マグラス・みづ紀氏による基調講演「Googleが拓く次のネット社会」の後半である。

 グーグル4つの使命について、その続きとして「グローバル」「時と場所を選ばないこと」「パーソナル化」の内容を紹介していこう。

文/二村 高史 写真/後藤 究
2005年12月13日

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希少言語にも対応するのが企業の使命

グーグル・インコーポレイテッド
エンジニアリングディレクター
マグラス・みづ紀氏

 グーグルの使命として挙げられた4つの使命のうち、話題は2番目の「グローバル」に移る。

 もちろん、当初は英語のみではじまったサービスだが、現在のアクセス状況を見ると、77%がアメリカ以外からのもの、そして67%が英語以外によるアクセスとなっている。

 具体的には、サービス提供国は100か国以上、アドワーズは41言語、支払通貨は48種類、アドセンスは22言語、Gmailは13か国語、デスクトップサーチは10か国語に対応しているという。

 「グーグルでは、10万人程度の話者しかいない言語も取り扱っています。もちろん、企業にとって売上は重要な問題ではありますが、それ以上にそうした言語を扱うことを『使命』として考えているからです。

 また、多国語で展開する点については、単に翻訳ができればいいというわけではありません。私たちは、それぞれの国の市場、文化、そして政治状況も考慮に入れてサービスを提供しています」

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