リポート:
子どもと地域を守るための製品やサービスが多数展示
第4回『スクール&ホームセキュリティ2005』より
文/林愛子、写真/小林嘉樹
2005年11月22日
学校・家庭・地域のセキュリティのために
『スクール&ホームセキュリティ2005』のコンセプトである「防犯は学校・家庭連携による地域社会全体で取り組む課題としてとらえ、ハード、ソフト両面から解決策を探ります」との言葉通り、いまや防犯は学校や家庭、ハードやソフトといった点での取り組みではなく、地域社会全体であらゆる方向から立体的に考えるべき問題となっている。
2005年11月8日~11日の4日間、東京ビックサイトで開催された第4回『スクール&ホームセキュリティ2005』では、スクールセキュリティ、ホームセキュリティ、地域セキュリティという3つのカテゴリーに分けて、様々な製品やサービスが展示されていたが、その多くは、学校・家庭・地域のいずれでも利用できる高い汎用性や、利用者の年齢層や目的に応じて利用できる柔軟性を持っていたといえる。
今回はそうした製品やサービスの中から、特に注目を集めていたものを紹介しょう。

第4回『スクール&ホームセキュリティ2005』会場の様子
360度回転するカメラで万全の監視体制
アフィニティネイションが提供する「らいぶねっと」は、学校・家庭・地域といった具合に“利用の場を選ばない”遠隔モニタリングシステムだ。
カメラは360度回転可能で、ズームは最大270倍。これは約10メートル離れた場所の新聞の活字が読めるほどの倍率である。このカメラで撮影した鮮明な映像が、インターネットを通して確認できるシステムだ。
常時録画やリアルタイムのモニタリングはもちろん、センサーが反応すると自動的に録画を開始し、同時に携帯電話へ通知するように設定できる。この方式は一般家庭や閉店後の店舗などで特に有効だろう。「最大16分割の画面表示など、ビューワーソフトの使い勝手のよさや、独自の暗号化による安全性の高さなども『らいぶねっと』の特徴です」(担当者)。
同社の製品の中で、携帯電話やパソコンにメール配信を行うシステム「アイツーメール」も人気が高いという。これは、従来の電話連絡網に代わる緊急連絡システムで、主に学校から保護者への一斉連絡に活用する。
各携帯電話事業者は、迷惑メール対策という観点から、大量に一括送信されるメールを排除する仕組み(サービス)を整えているが、同種のサービスを提供する企業の中で、「大手3社のNTTドコモ、au by KDDI、Vodafoneと唯一契約を交わしているシステム」(藤井氏)のため、送信時のトラブルも回避できるという。

アフィニティネイションの「らいぶねっと」
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