区域内はゴーストタウンと化していた。しばらく歩くと、スーパーマーケットの出入り口の前に、積まれたがれきの山が見えた。
立ち入り規制地域内では、7、8階建ての中層の集合住宅が立ち並んでいた。右側の建物の1階部分には、スーパーマーケットがあった。写真奥にがれきの山が見える(写真:日経アーキテクチュア)
がれきの山の奥に、崩壊した1棟の集合住宅が残っていた。両端部と中央付近のスパンが崩れ落ち、2棟のように見える。ひび割れが入った壁からは、積み上げたレンガが見えた。外壁には床版が垂れ下がっている。この建物もレンガ柱だった。「建物全体が一体化していないため、地震時にばらばらの揺れ方をしたのだろう。柱が壊れたのが原因か、床で建物の一体性を確保していなかったのが原因かはわからない。こうした構造は一線を超えるともろく壊れる」と、和田教授は語る。
崩れ落ちた1棟の集合住宅。建物の端部と中央付近が崩れ落ちた。せん断ひび割れが入った壁から、レンガが見える。左側は1階が圧壊し、右側より低くなっていた(写真:日経アーキテクチュア)
がれきの山には、鉄筋コンクリートの破片が散乱していた。建物のどこに使用していた部材かは不明だ(写真:日経アーキテクチュア)
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