四川大地震・現地ルポ

 しばらく進むうちに、崩壊した建物に次々と出くわした。大通りから一歩奥に入ったところで、集合住宅が崩壊していた。多数の人が集まっている。積み上げられたがれきの山を乗り越えて敷地に入る。重機で、散らばったコンクリートやレンガを取り除いている様子だった。住民たちはがれきに埋もれた家財道具などを探している。この建物は、隅角部が崩落していた。残った建物に生じたひび割れからレンガ柱だったことがわかる。

大通り沿いから一歩奥に入ったところにあった集合住宅。建物の隅角部が崩れ落ちた。がれきの山を重機で取り除いている(写真:日経アーキテクチュア)

同じ敷地内にある集合住宅。リング状の梁が垂れ下がってコの字形に見える。現場では、米国メディアの記者が取材していた(写真:日経アーキテクチュア)

 前方に大きく傾いた建物が見えた。1階の店舗部分が圧壊していたが、2階以上はおおよそ原形をとどめている。鉄筋コンクリート造の柱、梁を用いた構造のようだ。近付いてみると、1階部分の鉄筋コンクリート柱の柱頭部が破壊され、鉄筋がぐにゃりと曲がっているのが見えた。

大通り沿いで大きく傾いた建物。隣の建物にぶつかりそうだ(写真:日経アーキテクチュア)

1階の店舗部分がつぶれている。鉄筋コンクリートの柱が見える(写真:日経アーキテクチュア)

階段室の反対側に回る。同様にコンクリート製の床が垂れ下がっている(写真:日経アーキテクチュア)

鉄筋コンクリート柱のアップ。1階の柱頭部が座屈し、内部の鉄筋が曲がっている様子が見える(写真:日経アーキテクチュア)

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