風評被害を恐れ感染が拡大する可能性も
ここで問題になるのは、自動車のタイヤに糞が附着し、ウイルスが広がる可能性があるということだ。自動車が感染の媒体になると、危険は全国に広がることになる。少なくとも十和田湖周辺数カ所に自動車の検問所を設置して、タイヤの消毒を行うべきではないだろうか。このような検疫は、世界的には常識となっている。
十和田湖は観光地であるため、多分に風評被害を恐れているのだろう。しかし、風評被害を恐れるあまり不徹底な対策に終止するならば、全国的、全世界的な災厄に広がる可能性があることを常に意識しなければならないはずだ。最悪の場合、十和田湖の地名は、新型インフルエンザ発祥の地として歴史に刻まれるということを、関係者は留意すべきである。
今回、21日の白鳥発見から29日の発表までのタイムラグと、自動車のタイヤ消毒の不実施という二つの問題が重なった。韓国の状況を見る限り、野鳥の感染は今後とも日本全国のどこでも発生し得る。いくつもの不作為が重なると、鳥インフルエンザが日本本土に定着してしまうことになるだろう。それはまた一歩、新型インフルエンザを招き寄せることでもある。
おしえてBP!
防災 ・災害
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