さらば!迷惑メール(前編)
本誌実験で明らかになる傾向と対策
迷惑メールQ&A
「スパム」と呼ばれる由来は?
迷惑メールは英語で「スパム(spam)メール」と呼ばれる。この名前は、米ホーメルフーズの缶詰「SPAM缶」から来ている。あるテレビ番組でSPAMの名前が連呼されたため、何度も繰り返し出てくる言葉の代名詞としてSPAMが使われるようになった。つまり、迷惑メールは同社とは全く関係はない。同社のWebサイトでは、スパムという言葉をホーメルフーズの製品を連想させるように使うことには反対する、という声明を出している。
差出人が自分になっているのはなぜ?
届いたメールの差出人を見ると何と自分だった、そんな経験はないだろうか。これらは差出人の身元を隠すため偽ったアドレスで発信された「なりすまし」の迷惑メールだ。実は、インターネットのシステムでは、簡単に差出人が詐称できてしまう。なりすます理由は、自分のアドレスであれば受信拒否しないだろうと業者が考えているため。また、ウイルスに感染したメールの可能性もある。
件名が意味不明なメールが届くが?
本文は広告や出会い系の迷惑メールなのに、件名が意味不明なメールが届くことがある。これは、意味不明な文字列ならルール型フィルターに引っかからないと考える送信業者側の手口だ。これに対処できる学習型フィルターを導入しよう(詳細は後編、第2部)。
タイトルが「Re:」しかないのはなぜ?
この多くはウイルスメールだ。タイトルが「Re:」のみでメールを送るウイルスにはW32/Badtrans.Bがある。 W32/Badtrans.Bは、差出人を詐称するのでメールの差出人が下図のようにCと表示されたとしても、本当の差出人がCさんとは限らない。図では差出人はAさんだ。
見るだけで個人情報が取られてしまうの?
迷惑メールの中には、HTMLメールを開いた途端に、Webサイトにアクセスするものや、URLをクリックするとWebサイトを表示するものがある。「サイトへのご登録ありがとうございます」などの文言や、自分のIPアドレスやプロバイダーなどが表示され料金が請求されるのだ。しかし、これらの情報から住所や氏名などの個人情報が特定されることはない。ただ、クレジットカードの番号の入力を促すようなフィッシング詐欺のメールは危険。このようなメールが届いたら無視しよう。
日経パソコン(2005年4月25日号)より
上記の記事「さらば!迷惑メール」は、『日経パソコン』2005年4月25日号の特集から掲載したものです。
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この連載のバックナンバー
- ネットが使えなくなる日 (2005/08/08)
- さらば!迷惑メール(後編) (2005/07/25)
- さらば!迷惑メール(前編) (2005/07/13)

