さらば!迷惑メール(前編)
本誌実験で明らかになる傾向と対策
67%が昨年より増加
迷惑メールの受信数は、1年前と比べると「非常に増えている」もしくは「増えている」と答えた割合が合計で66.7%に達した。「減っている」と「非常に減っている」の合計9.1%と比べれば、“増えている”と感じている割合が圧倒的に高い。
よく受け取る迷惑メールの種類では「アダルト関連」の比率が58.2%と最も高い。「パソコンを家族と共用しているため、子供に見せたくない内容のメールは腹立たしい」(男性、49歳)、「うちの会社は女性しかいないのに、アダルト関係の迷惑メールが大量に来るのは、本当にうっとうしい」(女性、34歳)と、怒りをぶつける声が多く寄せられた。
●読者アンケートで被害の実態が明らかに
英字や意味不明の文字が書かれたメールを受け取ったという回答も全体の46.8%と多い。国内のみならず海外の迷惑メール業者からも、かなりの数が届いていることが分かる。
迷惑メールにまつわるトラブルでは、「必要なメールを消してしまった」が28.6%と最も多かった。小学校に勤務している男性(34歳)は、「英語の講師からいただいた英語のメールをろくに読まずに迷惑メールと勘違いして削除し続けてしまった」という苦い体験を打ち明ける。次いで比率が高いのは「必要なメールを見逃してしまった」(22.3%)。
「友達からの大切なメールが迷惑メールフォルダーに振り分けられ、見逃してしまった。友達との関係にヒビが入りかねない」と27歳の男性は憤っている。
今回の調査で届いた意見には、迷惑メールは「下手に手を出すよりも、無視をするか、削除し続けるしかない」という消極的なものも見られた。しかし、迷惑メールが増え続けているこの状況を勘案すれば、“消極策”はベストな選択とはいえない。
本特集では迷惑メールへの効果的な対策法を紹介するが、まずは敵をよく知ることが重要。次ページからは迷惑メールに関する基礎知識やそのカラクリを解説していこう。
この連載のバックナンバー
- ネットが使えなくなる日 (2005/08/08)
- さらば!迷惑メール(後編) (2005/07/25)
- さらば!迷惑メール(前編) (2005/07/13)

