メールを上手に活用して安心を得る
緊急通報システム以外にも、ITを利用した防犯・セキュリティシステムの展示がいくつか見られた。
高千穂交易のICタグ・スクールセキュリティシステムもその一つだ。これは、児童・生徒にICタグ「ふくろう君」を持たせることによって、その登下校の確認や校内での所在確認をするシステムである。
児童・生徒が登校すると、校門に埋め込まれたアンテナがICタグをキャッチ。無事に登校したことを保護者にメールで知らせる。一方、ICタグを持たない不審者が校門をくぐると、赤外線センサーがキャッチして職員室の警報を鳴らし、その映像が記録されるというしくみだ。
ICタグはペンダント型となっており、緊急ボタンを押すと防犯ブザーの役割も果たす。校内で鳴らせば、職員室の警報が鳴って生徒の所在地が示される。校外では、一般の防犯ブザーとして機能する。
高千穂交易のブース。子どものマネキンが首から下げているのがICタグ「ふくろう君」。小さくて軽いので子どもにも持ち歩きの負担は少ない。電池の寿命は約1年間。
防犯やセキュリティは、緊急事態が発生したときだけの問題ではない。学校と保護者との意思疎通や情報共有も、子どものセキュリティを守るためには重要な要素である。
そこで、携帯電話へのメール同報システムを利用して、意思疎通と情報共有を確実にしようというのがNTT西日本-中国の「メルポコ」だ。
従来の電話連絡網を使った情報伝達は、途中で内容が変化したり、時間がかかったりする問題があった。しかも、個人情報保護のために連絡網すらつくれないクラスがある。
だが、メール同報システムを使えば、学校側が一斉に同じ内容を素早くすべての保護者に伝えられる。例えば、不審者の出没といった急を要する情報を、リアルタイムで送ることができるわけだ。
さらに、メルポコの大きな特長は、保護者がメールをチェックしたかどうかが分かる点だ。さらに、保護者に対して回答の選択肢を示すこともできる。例えば、参観日の案内をメルポコで案内した上で、出席、欠席、未定といった選択肢を示し、回答してもらうことができるわけだ。連絡網のわずらわしさを解消し、万一の不安を解決する大きなツールといえよう。
NTT西日本-中国のブース。保護者の携帯電話に特別なソフトのインストールは必要ない。送信側では、インターネット接続環境さえあれば利用できる。
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防犯・セキュリティ
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