0.3秒認証を実現したダブルミラー型虹彩カメラ「BM-ET200」――松下電器産業
入退室管理システムのキーファクターの一つは認証の精度。生体認証の精度の高さはこれまで紹介してきたとおりで、中でも虹彩認証は精度が高いと目されている。
松下電器産業の虹彩カメラ「BM-ET200」(図9)は、カメラ単独で運用するスタンドアロンモードと、虹彩管理サーバーを必要とするネットワークモードがある。ネットワークモードでの運用は別売りの管理ソフトウエア(BM-ES200)が必要。
図9:ダブルミラー型虹彩カメラ(松下電器産業)
BM-ET200は、登録用の虹彩カメラで両方の目(虹彩)を撮影し、虹彩データを作成し、虹彩サーバーに送る。虹彩サーバーは送られてきたデータを虹彩データベースに登録、管理する。認証時には、認証用の虹彩カメラで両方の目を撮影し、配信された、または虹彩カメラに接続しているカードリーダーによってカードから読み取った虹彩データと比較して認証し、結果を表示する。
この虹彩カメラの特徴は音声ガイドと誘導ランプによる自動誘導・自動認証ができること。正面から約50センチ以内に近づくと音声ガイドによる誘導を開始する。このカメラの認証範囲は、鏡から目までの距離で約30~40㎝。
BM-ET200は両目を撮影することにより、約0.3秒で認証可能。認証スピードが速いのは、認証者の両目を撮影し、虹彩データと比較して、左右どちらかの目(虹彩)に相当する虹彩データが見つかると、登録された認証者として認証することができるため。
この虹彩カメラの他人受入率は120万分の1以下、価格は31万5000円。虹彩認証は日本ではまだ抵抗が強いともいわれるが、こうした短時間での高精度の認証が実現すれば、抵抗感は和らぐかもしれない。
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