犯罪の“黒船”が来た! スキミングの恐怖~その2
事務所荒らしで逮捕されていた4人の中国人グループが、埼玉県の信用金庫のATMに盗撮カメラを仕掛け、3000万円以上もスキミングで不正に引き出していたことが、このゴールデンウイーク中に発覚した。
今年3月に『スキミング』(扶桑社新書)を出版した松村テクノロジー社長の松村喜秀氏は「このままスキミング犯罪を放置するとゆくゆくはおサイフケータイも餌食になる」と警告する。
スキミングにはいったいどんな手口があるのか、松村氏に聞いた。

取材・文/吉村克己 写真/中野和志
2007年5月9日

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 『警察白書』によると、2005年(平成17年)中のカード犯罪の認知件数は7333件で、前年比6%増。検挙件数は4449件で、前年比5%弱と増加している。

カード犯罪の認知・検挙状況の推移(1996~2005年):『平成18年版警察白書』より
注 カード犯罪とは、クレジットカード、キャッシュカード、プリペイドカードおよび消費者金融カードを悪用した犯罪のこと。 ただし、グラフ中、1996年から2000年までの数値は、プリペイドカードを悪用した犯罪を除いた数値

 なかでも窃取・拾得したキャッシュカードでATMから預貯金を引き出す窃盗事件、および窃取・拾得または偽造したクレジットカードを用いて商品を不正に購入する詐欺事件が続発している。

 キャッシュカードを偽造する動きも出てきた。金融庁が今年3月に発表した「偽造キャッシュカード等による被害発生等の状況について」によれば、偽造キャッシュカードによる預金等払戻しの被害は2002年にはたった8件だったが、03年には106件、04年には467件、05年には892件と急増している。

 松村テクノロジー社長の松村喜秀氏は「キャッシュカードの情報はスクランブルをかけているのですが、そもそも磁気ストライプ部分には70文字程度の情報しか記録されていない。このため、非常に簡単な方法で解読されてしまう恐れがあります」と警告する。

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