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第1回
「成果」をあげる意思決定には方法がある
経営コンサルタント 吉田 繁治氏
2005年12月14日
ビジネスマンの間で人気を誇るメールマガジン『ビジネス知識源』では、良質な経営・IT・ビジネス・経済知識の提供を目標に、様々な情報発信をしている。著者の吉田繁治氏の諒解を得て、吉田氏のドラッカーに関する論考の部分を短期集中連載する。
「経営学の父」と呼ばれ、世界の巨大企業経営者に大きな影響を与えてきたドラッカー教授が11月11日、老衰のために死去されました。享年95歳。十分に生き、十二分に書き、多くを語った人です。
経営コンサルタントの私のもとには、彼が死んでも、開けば対話ができる本が何冊か残されています。ドラッカー教授の熱心な読者ではありませんでしたが、難所を迎えるたびに切実に読んで来たことは事実です。
このシリーズでは、経営者ばかりでなく、若い日本の世代に参考になりそうな話題を取り上げて、私とドラッカーとの対話の足跡を紹介したいと思います。これから3回にわたって「仕事ができる人の習慣」と題し、主にタイムマネジメントのあり方について語っていくことにします。
私とドラッカーの本との出合いの最初は『イノベーションと企業家精神(1985)』でした。独立を志している時でした。不安だった。どうすればいいのか。
読んで、勇気がわきました。ドラッカーはスピリット(気)に訴えるところがあります。
傍らにある、表紙が変色した本を開けば、鉛筆での書き込みが多い。その後、邦訳のほぼすべてを開きました。時に、原文の単語を参照しながら。全部は読みこなせていません。
イノベーションの7つの源泉。
(1)予期されていなかった変化を認識すること
(2)不調和があり、矛盾が拡大すること
(3)プロセスニーズに変化が生じていること
(4)産業と市場の構造変化があること
(5)人口構成の変化があること
(6)認識の変化があること
(7)新しい技術と知識が累積していること
当時、小さなイノベーションを起こそうとしていました。手段は、コンピュータ・ネットワークシステムでした。行うことに、イノベーションの7つの源泉が、すべて当てはまるように思えたのです。
今の時代でも、共通します。
時折、「ドラッカーなら、この問題をどう考えるか?」と想像することがあります。本稿は、ドラッカーを素材にして、これまでに書いてきたことの抜粋です。追悼号として、贈ります。
仕事で大きな成果をあげた人の共通の秘密は、「習慣」です。
行わねば気持ちが落ち着かないように習慣化させること、これです。
特別号:追悼ドラッカー:仕事ができる人の習慣(1)
【目次】
1.時間は短いか?
2.『経営者の条件』
3.executiveとmanagement、およびmanagerのつながり
4.仕事で成果をあげることが、当たり前のことではなくなっている
5.知識労働者という概念
6.プレゼンテーション欠品という知識の事例
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