まさか! 2階に忍び込む意外なアプローチ

補助錠近くのガラスも破られていた

 泥棒が侵入口としたのは1階リビングの掃き出し窓だ。手口はガラス破り。クレセント錠近くのガラスだけではなく、サッシ下部にある補助錠近くのガラスも破られていたという。補助錠をかけても、今回の泥棒を躊躇(ちゅうちょ)させることはできなかった。

 実はこの窓は、表通りからは死角になっている。隣のダイニング外壁が少し飛び出しているからだ。ガラス破りの姿は表通りからは目に付きにくい。2カ所にわたるガラス破りも“余裕で”行ったのかもしれない。

表通りからは死角になっていたリビングの掃き出し窓

右手奥がリビングの掃き出し窓。外壁(左手手前)が少し飛び出しているため、表通りからは死角になっていた

 1階リビングに侵入した泥棒は、リビングに続く和室の窓を逃走経路として確保したようだ。和室の窓のブラインドは外出時と同じく閉まった状態ではあったが、青木さんが開けてみると、その外はサッシとシャッターがともに半開きになっていて、窓がぽっかり口を開けていた。泥棒は1階と2階すべての部屋を物色して目的を達したあと、この和室の窓か、あるいは侵入したリビングの掃き出し窓から逃走した。

 「防犯対策は気にかけていたんですが‥‥」と、青木さんは悔しがる。現在の家に移り住むまでは何しろ、窓には防犯ガラスの入ったアパートに住んでいた。それもあって、家を新築するからには防犯対策にも力を入れたい、と思っていた。ただ、防犯ガラスを採用すると予算オーバー。「改めて防犯フィルムや面格子で対応すればいいだろうと、新築のときに対策を施すのは控えていたのです」(青木さん)。

 その後、完成した建物の外壁には、人感センサー付きライトを追加で設置した。場所は、庭側、建物裏手、左隣の空き地側、の3方向。外壁にはあらかじめコンセントを設置しておいたので、器具を後から取り付けるだけで済んだ。

 タイヤ盗難事件があって、常夜灯はあえて消していた。そうした中で、防犯ガラスをあきらめた窓から侵入された――。なるほど、悔しさはひとしおに違いない。

 泥棒の侵入を受けて青木さんがすぐ取った対策は、侵入口になった1階リビングの掃き出し窓と逃走用に開けられた和室の窓の2カ所を防犯ガラス仕様にすることだ。その上で、これら窓と2階ベランダに面した窓には、サッシ上部に補助錠を取り付けた。

 さらに、どのような防犯対策が必要なのか――。青木さんは専門家の診断を受けることで、「そこを見極めたい」と考えた。

 

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防犯・セキュリティ

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