2階建て新築建売住宅を購入した I さんが、移り住んできたのは昨年の11月。周辺にはまだ売り出し中の住宅があり、土日ともなるとオープンハウスが開催され、多くの人が見学にやってくる。
そんなとき、近くの建築中の家から銅線が盗まれる事件が起きた。また、子どもたちを通じて知り合った保護者たちから近所に泥棒が入ったという話も聞いた。
考えてみれば、オープンハウスに行けば、我が家の間取りや使っている建具、防犯の状況などすべて分かるではないか‥‥。 I さんは不安になった。
「もし、泥棒が客を装ってオープンハウスに行けば、すべて見透かされてしまう。配っているパンフレットにもすべてのタイプの家の間取りが書いてありますからね。泥棒がどこから入り込んで、どこを物色して、どのように逃げるか、検討するための情報を全部提供しているようなものではないかと心配になって、専門家のご意見をうかがいたいと思ったのです」。
I さん宅は、周囲に昔から住んでいる人たちの住居があり、旧住民と新住民が共存している地域である。しかも I さん宅は角地に建っている。近所の人の目はありそうに見える。だが、前の道路を人や自動車はそれほど通らないという。
そこで、専門家であるセコムIS研究所の甘利康文氏に早速 I さん宅を点検してもらった。







