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我々の国家はどこに向かっているのか

第85回
与野党とも本音は「早期解散回避」

政治アナリスト 花岡 信昭氏
2007年11月15日

 「大連立」騒動が一段落して、国会に与野党の対決構図が復活した。焦点は新テロ特措法の成否と衆院解散の時期に絞られてきたが、与野党とも早期解散を回避したいのが本音だ。だが、政局はときに当事者たちの思惑を超えて走り出すことがある。きわどい神経戦が演じられるのは必至だ。

 臨時国会は12月15日まで延長された。最大の課題である新テロ特措法は11月13日に衆院を通過、野党が多数を占める参院での攻防戦がスタートした。

 民主党は新テロ特措法への対案を用意するほか、イラク特措法廃止法案を先議する構えだ。新法の審議を遅らせ、葬り去ろうという作戦だが、与野党激突の次第によっては臨時国会末の解散の可能性も出てくる。早くも会期末解散、1月20日投票といった観測が出ている。

 問題は、福田首相が新テロ特措法の今国会成立にどこまで執念を示すか、民主党の本音はどこにあるか、といったところにある。民主党は小沢一郎代表がいみじくも「次期衆院選の情勢は厳しい」と公言したように、選挙準備が整っているとはいえない。

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