容赦のない匿名批判
この「SAFETY JAPAN」で、おもしろい体験をした。かなり前の記事がいきなりアクセス急上昇ということがある。これはYahoo! ニュースのトピックスなどで、関連記事として紹介され、誘導されてくるらしい。
まさにこれはネットならではのことだ。活字媒体では、図書館などに記事として残ってはいても、探し出すのは容易ではない。筆者など、若いころは自分の書いた記事はどんな小さなものでもスクラップしておいたものだが、このごろはさぼりがちだ。それがネットだと勝手に保存しておいてくれるから、これほどありがたいことはない。
しかし、以前の記事と最近の記事でニュアンスが違ったりすると、目ざとい読者がいて、そこを鋭く指摘することもあるから、ものかき業としては痛しかゆしの面もある。
そうしたことを踏まえ、講義ではネット体験のいくつかを率直に述べた。
●「モーニング娘。」の「。」は日本語としておかしい、と書いて1800件のコメントが寄せられ、当時のサイトが炎上、使用不能となった件。
(経緯についてはこのコラムの第11回:ブログ再炎上、きっかけはアイドル名と句点に掲載)
●NHKのトリノ五輪中継で、荒川静香選手が日の丸を持ってウイニングランを始めた瞬間に画面が切り替わり「NHKが日の丸を隠した」と非難が集中。これは「国際映像」のためで、独自に取材した結果、NHKが故意に日の丸を映さないようにしたのではないことが分かり、そのことを懇切丁寧に書いたのだが、「NHKからいくらもらったのか」などと炎上寸前までいった件。
(経緯については第2回:これでいいのか? ブログ世界の理不尽な未成熟さに掲載)
●沖縄の米兵による少女暴行事件で、米兵も悪いが、夜中に繁華街で遊んでいるというのは親のしつけにも問題あり、と書いて非難が集中した件(この一件では、いまだに「鬼畜」よばわりしているブログがある)。
(経緯については第100回:「沖縄」「イージス艦」報道に欠けていることに掲載)
●「田母神論文」問題で、審査委員をつとめた立場から審査の公正さを主張、非難が集中した件。
(経緯については第133回:田母神・前空幕長の論文が最優秀賞になった経緯、および第139回:田母神論文問題、その後に掲載)
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