「炎上ブログ」、その中身のすさまじさ
さて話を「炎上ブログ」に戻すと、これは以前、体験したことの再現である。筆者の仕事や過去を洗いざらい暴き立てたり、かつて所属していた新聞社に対する抗議を並べたり、過去の記事を探し出して再録したり、「半分死んだおじいさん」「ジャーナリストとして賞味期限切れ」といった個人的非難をしてみたり、などなど大変なことになった。
筆者がタイトルを目立たせるためにその前後を<< >>という記号で囲むと、「より小さい、より大きいという記号であり、この使い方は間違い。そういうことをやりながら正しい日本語を説くのはおかしい」といった指摘まであった。
「犯罪はしないから謝れ」「住所が公開されなくてよかったね」といったものもあったり、「炎上会場はここですか」「記念カキコ(書き込むという意味)」という訪問者がいたり、中にはこの世界のリーダー的存在の人だろうか、「こんなクズたちの相手はしなくていいから、コメント禁止措置をとりなさい」という忠告があったりと、すさまじい世界ではある。
ネットの技術的習熟にはほど遠い筆者がこの世界をのぞき込んでいるのは、ネット社会と政治が結びつく時代が目前に迫っていると思うからである。いずれネット選挙、ネット投票などが現実のものとなるだろう。そのとき、ネット社会の持つ「素顔」を知っておかないと、具体的に提言を考えようとしても空論に終わりかねない。そんな思いで、「炎上」の事態を踏まえて、さらにネット社会との取り組みを積み重ねなければと思っている。
ともあれ、貴重な体験となったのは確かである。
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