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我々の国家はどこに向かっているのか

第10回
ポスト小泉の混迷で「任期延長論」が再燃か

政治アナリスト 花岡 信昭氏
2006年5月30日

政局は容易ならざる展開に

森派総会に臨む森前首相
森派総会に臨む森喜朗前首相(東京都内のホテル)
(写真提供:時事通信社。なお同写真およびキャプションについて、時事通信の承諾なしに複製、改変、翻訳、転載、蓄積、頒布、販売、出版、放送、送信などを行うことは禁じられています)

 ポスト小泉を巡る攻防戦は複雑な様相となってきた。近年にない容易ならざる政局となるのは必至だ。展開次第では、すでに消えたと思われている小泉首相の「任期延長」が再浮上する可能性もなしとしない。

 大型連休中のガーナ発言で、小泉首相は森派から安倍晋三(官房長官)、福田康夫(元官房長官)の両氏出馬を容認する意向を示した。これを森派領袖の森喜朗前首相はあっさりと受け入れ、「森派2人出馬」が現実味を帯び始めた。

 「麻垣康三」の構図が「安福」に収束されたのである。取り残されたかたちの麻生太郎(外相)、谷垣禎一(財務相)両氏は追い上げに必死だ。かつての最大派閥・津島派(旧橋本派)も草刈り場になる恐れを回避し派閥維持の観点から、額賀福志郎(防衛庁長官)の擁立を図るだろう。

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