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成績の悪かった学生がキャンパスライフを楽しんでいる?
私事で恐縮だが、うちの娘は現在20歳。小・中・高の成績は下から数えた方が早かった。特に算数の成績は最悪だったし、勉強が大嫌いなので大学に行くつもりはなかったのだ。ところが高校3年の冬に、突然「大学受けてみようかな」と言い出して、ダメもとで受験したら、倍率が低かったため合格。まったく思いがけず大学生になってしまった。最近は少子化の影響などで定員割れの大学も増えているが、本当にそれを実感した。
入学してしばらくすると、同じ大学の学生でも、うちの娘のように「ダメもと受験で」合格した学生と、本当は他の大学へ行きたかったのに「滑り止め受験で」合格して、仕方なく来ている学生とがいることを知った。
滑り止め受験の学生より、ダメもと受験の学生の方が、小・中・高校の成績は悪かったに違いない。けれど、毎日喜んで通学しているのは、成績の悪かった子たちの方なのだ。第一志望ではない大学で仕方なく勉強する学生と、たまたま合格して喜々として勉強する学生では、どちらが楽しそうに見えるだろう。同じ学費を払い、同じ時を過ごすのだから、楽しい方がいいし、イヤイヤやるより好奇心一杯で勉強する方が身に付くような気がする。
一般的に学歴として重要なのは最終学歴であり、希望の大学に合格するために高校選びは大事で、高校を選ぶためには中学の成績が影響する。中学の勉強の基礎は小学校ということになり、やはり小学生のうちから成績が気になるのは当たり前だし、優秀な方がいいというのは、親たちの一致した意見だろう。けれども、小・中・高で、どんなに成績が優秀でも、必ず希望の大学に合格できる保証はないのも事実なのだ。
やがて学校を卒業し、社会人になったら、もう学校の成績がどうだったとか、気にする人はほとんどいなくなる。仕事ができる人が、必ずしも学校の成績が良かったとは限らない。高校や大学などへ行かなくても立派に社会人として暮らしている人もいる。
長い人生の中で、学生時代はほんの一時。学校の成績が人生のすべてを決めるものではないと認識したい。成績は優秀である方が望ましいという思いは否定しないが、成績が悪いからと子どもを責める必要はない。少子化の今、高望みしなければ皆が大学へ行ける時代なのだ。我が子の得意分野を伸ばしてくれそうな大学へ進学できれば、学業の面では目的を達成したといえるのではないだろうか。
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