日本の高齢者向け商品は欧米に受け入れられる
日本は今まで、いろいろな問題を自力で解決してきた。分かりやすい例では、高齢化などが挙げられる。日本は高齢化の先進国である。日本の高齢者は金持ちで、学歴が高く、常識豊かである。米国は今、それを追いかけている。
日本は65歳以上の人口比率が20%を超えたという。米国は高齢者比率が10%台だが、毎年1%ずつ上がっている。あと5年くらいで米国は20%を超える。すると、現在の日本と同じようになる。
そのときに高齢者は何を求めるか、何を買うか。日本では既にそういったものが開発されている。だから、日本でヒットした商品やサービスを米国へ持っていけば、これからは大ヒットするだろう。その開発費はすでに日本社会が負担し終わっている。
端的な例としては、高齢者が使うおむつ付きパンツを日本は発明した。日本が誇る化学合成物質の技術が活かされている。それが10年ほど前からヨーロッパで大ヒットしている。
日本が開発済みの高齢者向け商品が、ヨーロッパにも米国にも売れる。かつて「自動車は足だ」といわれたが、いまや「自動車は手だ」と変わってきている。高齢者は重いものが持てないから、自動車で買い物に行く。だから日本の自動車はどんどん軽自動車になっている。ドライブに行くのではなく、買い物用の「手」としての役割を、日本の軽自動車は果たす。
というように、高齢化社会のヒット商品は変わっていく。わたしはこれから先、化粧品やカツラが巨大産業になるだろうと思っている。自動車業界の没落と入れ替わるようにして、化粧品やカツラのメーカーが自動車と同じくらいの売上高になるかもしれない。それやこれやで、わたしは日本経済の将来を悲観していない。
日本の高齢者向け商品は欧米に受け入れられる
日本は今まで、いろいろな問題を自力で解決してきた。分かりやすい例では、高齢化などが挙げられる。日本は高齢化の先進国である。日本の高齢者は金持ちで、学歴が高く、常識豊かである。米国は今、それを追いかけている。
日本は65歳以上の人口比率が20%を超えたという。米国は高齢者比率が10%台だが、毎年1%ずつ上がっている。あと5年くらいで米国は20%を超える。すると、現在の日本と同じようになる。
そのときに高齢者は何を求めるか、何を買うか。日本では既にそういったものが開発されている。だから、日本でヒットした商品やサービスを米国へ持っていけば、これからは大ヒットするだろう。その開発費はすでに日本社会が負担し終わっている。
端的な例としては、高齢者が使うおむつ付きパンツを日本は発明した。日本が誇る化学合成物質の技術が活かされている。それが10年ほど前からヨーロッパで大ヒットしている。
日本が開発済みの高齢者向け商品が、ヨーロッパにも米国にも売れる。かつて「自動車は足だ」といわれたが、いまや「自動車は手だ」と変わってきている。高齢者は重いものが持てないから、自動車で買い物に行く。だから日本の自動車はどんどん軽自動車になっている。ドライブに行くのではなく、買い物用の「手」としての役割を、日本の軽自動車は果たす。
というように、高齢化社会のヒット商品は変わっていく。わたしはこれから先、化粧品やカツラが巨大産業になるだろうと思っている。自動車業界の没落と入れ替わるようにして、化粧品やカツラのメーカーが自動車と同じくらいの売上高になるかもしれない。それやこれやで、わたしは日本経済の将来を悲観していない。
日下公人氏のコラム「現実主義に目覚めよ、日本」は、今回まで「SAFETY JAPAN」サイトにて公開して参りましたが、次回より、掲載媒体が「nikkeiBPnet」に変更になります。今後ともよろしくお願いいたします。また、日下氏の過去の記事は、今後ともSAFETY JAPANにて購読できますので、よろしくご愛読ください。
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