抽象論ではなく具体論で中国と交渉すべき
日本だけでなく、欧米諸国も中国に対してはさまざまな要求をしている。中国は「報道はすべて新華社を通せ」と言った。「勝手に取材をするな」というわけだ。
そのとき欧米はみんなで反対したので、今はいったん立ち消えになっている。だけど、また復活するだろう。「○○に限って」とか「技術上の理由で」とか、いろいろな口実をつけてくるに決まっている。そういうのは逐一、反対して、つぶしていかなければならない。甘い顔をしたら終わりである。
中国がそんな国だと思うことに、日本人は気がとがめるようだ。悪口を言ったような気になるのだろう。しかし、中国人は平気らしい。さすがに「兵は詐なり」の国である。
「あなたは中国人を信じないのか、中国を侮辱するのか」と言うが、「わたしはそんなことは言っていません」と澄ました顔をしていればいいのである。
中国人はすぐにそういう抽象的、精神的な議論をする。「中国共産党を信ぜよ」などと言い始める。だからこちらは「共産党は信じているが、あなたが約束を守るかどうかは信じていない」と言えばいい。
そうやって常に具体的に話すべきである。日本の政治家や評論家は中国の抽象的な説教に弱い。その点、民間人はビジネスだから「説教はいいから早くカネを払え」と言うことができる。
中国との交渉で、具体的な話になったら、「そのぐらいなら」と簡単に譲歩してはいけない。むしろ頑張れば尊敬される。
「そんなコロコロと変わるような人とはもう交渉しない」と言って、にこやかに出て行くくらいの態度で臨まなければいけない。マジメになってはいけないのである。
あなたのご意見をコメントやトラックバックでお寄せください
この連載のバックナンバー
- 自分たちが働く日本の経済は早く回復する (2009/04/01)
- いつでもドルを欲しがる米国人 (2009/03/18)
- オバマ大統領就任の今、日本がやるべきこと (2009/02/16)
- オバマ氏の下で再出発する米国 (2009/01/16)
- 中国に「フェアプレー」を (2008/07/22)

