米国との取引では日本人は何度もひっかけられる
サブプライムローンを組み込んだファンドをつくった米国人に話を聞くと、要するに、まずは何やらごちゃごちゃと詰め込んだ「福袋」をつくって売る。そのときに「あなたの持っているお金をわたしが責任もって預かり、殖やします」と言う。
それが「第1のコース」である。そして「第2のコース」は、「もし赤字が出ても5年間はバレないようにつくってあります」という。5年くらいはバレないように、複雑につくってあるのだ。
そうすると米国の年金ファンドの担当者や、地方公共団体の資産の運用責任者は、「5年経つと自分は担当者でなくなるから、その間、利回りがよければ買おう」となる。
ファンドをつくった人は、そのからくりを知っているから、ある程度もうけたら、その利益を持って外国へ行ってしまうらしい。
その人はこんなことも話していた。米国の田舎者は英国が大好きだ。英国といえば何でも尊敬する。それが分かったから、ファンドのなかに「ロイヤル○○ファンド」や「エリザベス○○」などを混ぜるのだそうだ。
そうすると、みんな買ってしまうらしい。そんなものを新金融技術だなどとごまかしていた。
サブプライムローンも似たようなもので、それに日本の金融機関がひっかかったのは、大きなミスである。日本人は米国と取り引きをすると、何回でもひっかけられるが、人を信用する者は尻の毛まで抜かれる。
つまり、日本人は、米国と取り引きするとき、実質まで見極めず、表面だけを見ている。そして無意識のうちに「米国人だって、そんな悪いことはしないだろう」と考えている。それで、根こそぎみんな持っていかれる。いい加減に目を覚ますべきだ。
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