「中流階級を大事にせよ」とヒラリーは主張している
米国では大統領選挙の候補選びが山場を迎えている。民主党の大統領候補であるヒラリー・クリントンが、全米を巡業しているところをテレビで見ると、彼女は米国の中間階級が貧乏になってやる気がなくなって、中流から下層へ脱落しかけているのを直さなければいけないと主張している。
中流階級を大事にする。それはかつての日本がやっていたことである。
今までの米国は、金持ちは金持ちになれ、貧乏な人は自己責任であきらめろというシステムを推し進めてきた。それが今、大統領候補に立候補したヒラリーは、中流が大事だと言っている。
もちろん、政治献金をもらっているから、「金持ちを倒せ」とは言わない。しかし、中流を大事にせよという主張は、明らかにかつての日本の真似である。
米国は、かつての日本の考え方に戻ろうとしている。ところが日本は、かつての米国の真似をして規制緩和し、合理化して、貧富の差が拡大しつつある。そんな日本は、反転を始めた米国と実はすれ違っていることを認識しなければいけない。
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