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現実主義に目覚めよ、日本!

リスクからリターンを得る人に成功してほしい

 昔から英国は金融で世界に冠たる国であった。その結果もあって最近では1人当たりGDPが日本より上になったらしい。

 かつて英国の1人当たりGDPは日本の半分だった。やはり金融、証券で回復したのだろう。金融、証券は国家全体を潤すくらいもうかる商売だということか。昔はロンドン、その前はアムステルダムが金融、証券業の中心だった。日本はそういう経験がなかったので、いまだに運用は下手である。

 にもかかわらず、海外資産運用高では、おそらく日本がトップである。つまり、金を世界一貸している国が日本で、借りている国が米国で、そして運用国が英国である。そして日本も運用国になりかけているから、険しい顔をしたサラリーマンが増えているのである。

 わたしはそういう人に成功してもらいたいと思っている。みんなで応援したいものだと思っている。

 どういう人がリスクの中からリターンを得ることができるのか。日本人はそれを議論したことがない。そういう人はただ嫌われる。成功したら嫌われるし、失敗したら「それ見たことか」と言われる。

 しかし、日本の金融、証券業が活性化する方向に向かうなかで、それに取り組む人が増えてきたのだから、そうした人に対する見方も少し考え直さなければいけない。そして運用する人や法人に温かい行政・法制・税制を打ち立てねばならない。それから運用の本質や実際を教えられる大学と教授が必要だが、たぶん日本人にはいないだろうから、お雇い外国人として英国人やユダヤ人やオランダ人を招く必要がある。

 日本人は人がよいからいつもカモにされている。『日本人が買いに来たら相場は終わり』とニューヨークやロンドンで言われているのがその証拠である。つまり日本人は高値づかみをしている。

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