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現実主義に目覚めよ、日本!

第69回
引き続き、国家の根本について考える

東京財団前会長 日下 公人氏
2007年12月14日

 前回に引き続き、国家の根本について考えてみたい。これからの日本国家の根本を立てるという点で大きく問題になるのは、党利党略しかない政党である。それから、いろいろな外国勢力の対日工作も考慮に入れなければいけない。外国勢力は本当に手強い。

 それから、司法の世界についても考えていかなければいけない。司法は今、おかしくなってきている。インチキ弁護士、ヘンチクリン弁護士の暗躍が問題となっている。

 彼らは理屈だけはきちんと言うから、マスコミが叩こうと思っても、よほど勉強しないと叩けない。わたしも叩きたいけれど、経済学部出身なので、どうも自信がわいてこない。

 今、弁護士が暗躍して問題となっているのは、犯罪が起きて犯人を捕まえると、人権派の弁護士がみんな精神異常にしてしまうことだろう。その犯行の瞬間だけでも精神異常だということにすると無罪になる。

 だから、弁護士は悪知恵を与える。「裁判では精神異常だと思われるように話しなさい」と教える。「殺したんじゃない。抱きしめたんだ」とか、「殴ったんじゃない。悪魔が潜んでいるのを追い出すために愛のムチを加えたんだ」とか、奇妙なことを言うと命が助かると、弁護士が教えている。

 そういう裁判では、裁判所は精神鑑定を依頼する。ところが医者の中にも「お得意様」が来たと思う人がいて、弁護士の要望通りに「この人は精神異常です」と書く。朝青龍の診断などを見ても、今や、医者のほうも疑わしい。どんどん信用が崩れている。

 江戸時代、大岡越前守は、一人で何もかも行って、裁きを下した。「おまえは無実だ」「おまえは罪人だが、情状の余地がある」などなど。それで何の問題も起こらなかった。常識があればできることを医者は難しい言葉を並べていろいろ言うけれど、その医者自身がもともと疑わしい。

 そうすると週刊誌が「朝青龍は鬱(うつ)だという診断をした医者は疑わしい」とか「その友達にはこんな医者がいる」などと書いて、活躍することになる。

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