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現実主義に目覚めよ、日本!

第23回
「ポケモンの哲学」で世界を説得せよ!

東京財団前会長 日下 公人氏
2006年3月23日

日本のいうことは何でも通る時代が来た

ブロードウェーのピカチュウ
全米で大ヒットした映画のビデオ発売を記念してニューヨークのブロードウェーを練り歩くポケモンの人気キャラクター、ピカチュウ(アメリカ・ニューヨークのタイムズスクエア)
(写真提供:時事通信社。なお同写真およびキャプションについて、時事通信の承諾なしに複製、改変、翻訳、転載、蓄積、頒布、販売、出版、放送、送信などを行うことは禁じられています)

 僕はこれから日本ブームが起こると思っている。「日本のことなら何でもありがたい、何でも尊い、日本は世界を救ってくださる」という本が、必ず欧米で出るはずだ。

 「日本が世界を救ってくれる」ということの実例は次々に出ている。それはここ何年間も僕がいってきた話なのだが、問題はそれらの実例を取り上げてほめるかどうかにある。それは評価、つまり“エバリュエーション”の問題なのだ。

 “エバリュエーション”といっても、そのコツは、ほとんど度胸の問題である。しかし、その度胸には裏付けがないといけない。そのためには、広く浅く世界を取材して、同じような現象が「ああ、フランスにもあった」とか、「中国でもあった」ということを発見していくことだ。それが自信につながってくる。

 これからどんどん日本ブームになっていく中で、その潮流に乗るような形で発言すれば、世界に通じる。日本の外務大臣が外国へ行ったとしても、きちんといえば通る。「ええっ。通っちゃった。どうしよう」となる(笑)。選挙区向けに格好づけでいったら通っちゃった、というようなことが、これから始まるのだろうと思う。

 
 

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