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第82回
日銀や政府が隠す景気後退

経済アナリスト 森永 卓郎氏
2007年5月21日

 5月9日に発表された景気動向指数の一致指数が3カ月連続で50%割れしたことについて、大田弘子経済財政担当大臣は、「前回踊り場という言葉を使ったときと比べると基調はしっかりしている」と5月11日の閣議後の記者会見で述べた。

 景気動向指数とは景気に敏感に反応する鉱工業生産指数や大口電力使用量、商業販売額など11の景気指標(※)のうち、何%の指標が改善したかを示す数字であり、50%以上の指標が改善していたら景気は上向きと判断される。

※ 5月9日に発表された景気動向指数は、速報の公表時点で結果が判明している9指標のデータに基づいて作成された

 エコノミストたちの間では、景気動向指数の一致指数が3カ月連続で50%割れをすると、景気後退の可能性が非常に高くなるというのがコンセンサスになっている。ところが大田大臣は、景気後退を認めるどころか、景気が踊り場入りしたことさえ認めなかったのだ。

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