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第81回
三角合併、これだけの誤算 ~ 日本経済は活性化しない

経済アナリスト 森永 卓郎氏
2007年5月7日

 この5月からいよいよ三角合併が解禁された。日本経済新聞社が4月21日に発表した「社長百人アンケート」では、三角合併に関して敵対的買収への警戒感が強く、62%の経営者が「好ましくない」「避けるべきだ」と答えている。

 三角合併とは、親会社が子会社を通じて別の会社を吸収合併(M&A)する方法で、株式交換によって可能となる。3社がかかわるため三角合併と呼ばれる。外国企業が日本にある子会社を使って日本企業を買収する場合、日本企業の株主は外国の親会社の株式を受け取ることになる。

 海外から日本に対する直接投資を増やし、経済を活性化するという目的で、昨年5月施行の会社法に盛り込まれたが、産業界の買収脅威論に配慮して、解禁が1年延期されていた。

 5月解禁というものの、M&Aコンサルタントたちの話を聞くと、実はその前から既にM&Aは激しさを増しているという。

 いま、何が起きているのか。

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