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構造改革をどう生きるか

第33回
国民の目を欺く二つの神話
~「借金漬けの日本」も「日銀の金融緩和」も信じるな~

経済アナリスト 森永 卓郎氏
2006年5月29日

日銀、財務省、政府の三位一体で国民をだます

 マスコミは景気回復と報道しているが、庶民の生活は少しもよくなっていない。にもかかわらず、政府は消費税を5%も上げようとしている。他の国ならデモやストが起きなそうなものだが、不思議なことに日本では増税反対の声も怒りの声も聞こえてこない。

 日本ほど政治や経済に関心や知識を持っている国民はいないと思うが、反対どころか「増税やむなし」の声まであるのだ。

 これは国民の間に二つの神話が深く浸透し、多くの人が誤解をしているからではないかと思う。

 それは「日銀は市場にじゃぶじゃぶと資金を供給して金融緩和をしてきた」という神話と、「日本の政府は借金漬けで、このままでは財政が破たんする」という神話だ。

 この二つの誤解によって、政府のやっていることが、さも正しいように見えている。日銀と財務省と政府が三位一体となって、国民の目を欺いてきたといっても過言ではない。

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