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構造改革をどう生きるか

総選挙もできず、自民党内の反乱も望み薄

 では、なぜ麻生総理の笑いが止まらないのか。それは、この状況下で解散総選挙はないということが、与党議員の間で再確認されたからである。

 なにしろ、支持率20%台といえば一般的に退陣直前の数字である。安倍内閣の退陣直前が29%、福田内閣が28%(いずれも読売新聞の調査結果)だったから、それよりもはるかに低い。これでは、総選挙など打てるはずがない。国会議員も政治評論家も、誰に聞いても今選挙をやったら自民党が惨敗すると答える。

 しかし、解散総選挙がないということは、裏を返せばそれだけ麻生氏が総理大臣でいられる期間が長くなるということだ。尊敬するおじいちゃん吉田茂元総理と同じ立場に、一日でも長くいたいという麻生総理にとっては、願ってもない環境になったといえる。

 自身が総理大臣であることが自民党の将来よりも、ましてや国民の将来よりも大切であろう麻生総理にとって、そのまま居座っているだけで、来年の9月10日の衆議院議員任期満了まで行けてしまうのだ。わたしが「内心笑いが止まらなかったのではないか」と書いたのは、それが理由である。

 メディア、特にテレビでは、今でもクリスマス解散があるとか、年初に通常国会の冒頭で解散があるとか言われているが本当だろうか。わたしにはそうは思えない。麻生総理にとっても自民党にとっても、解散して得することは何一つないからだ。

 唯一、解散の可能性があるとしたら、自民党の中で反乱が起きて状況が流動化した場合である。ただ、これも望み薄だ。報道によれば、すぐにでも自民党内で麻生降ろしの反乱が起こるようにも受け取れるが、わたしはそうはならないと見ている。実際、ある自民党代議士は、「反乱が起こるとしても、選挙直前でしょうね。それほど反乱は難しいんです」とわたしに語ってくれた。

 その理由は、過去に痛い目にあった人がいるからだ。2000年、野党による森内閣不信任決議提出の動きに、加藤紘一氏や山崎拓氏が同調しようとした「加藤の乱」である。反乱は鎮圧され、首謀者の加藤紘一氏は長老たちの怒りを買ってしまった。いずれは総理大臣が確実と言われた加藤氏は、自民党内の出世ラインから外され、その後、蚊帳の外に置かれるようになったのはご存じの通りである。

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