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構造改革をどう生きるか

第155回
役所のマインドコントロールから脱け出せ!

経済アナリスト 森永 卓郎氏
2008年10月10日

 民主党が打ち上げた22兆円の景気対策に対して、メディアの批判が厳しい。

 その景気対策の内容というのは、基礎年金の全額国費負担、高速道路の無料化、ガソリン・軽油の暫定税率廃止、子供手当支給、農家への戸別所得補償など、まさに大盤振る舞いのメニューだ。ところが、小沢一郎代表は「消費税率の引き上げは当面不要」と述べていることから、その財源をどうするのかとメディアは追及しているわけだ。

 それに対して、小沢代表は「財源が無いというのは役所のマインドコントロールと言わざるを得ない」と反論している。つまり、財源が無いというのは役人の言い分で、それをうのみにするべきでないというわけだ。政権の座について、無駄な経費を徹底的に洗い出していけば、財源確保は可能だというのが小沢代表の主張である。

 メディアはこの小沢発言もまた批判しているが、わたしはこの発言は決して間違っていないと思う。わたし自身も役人の経験があるからよく分かるのだが、役所というところは実にマインドコントロールが巧みである。

 そうしたマインドコントロールを解くことができれば、国の歳出の総額220兆の1割をカットすることぐらい、それほど難しくないことが分かるだろう。

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