第152回
総裁選どころじゃない、この景気の悪化!
経済アナリスト 森永 卓郎氏
2008年9月19日
いよいよ‥‥というよりも、ようやく自民党総裁選の投開票が22日に行われる。
10日の告示以来、候補者が揃って全国17カ所巡ったのだそうだが、ほぼ出来レースだったから緊張感もなにもない。
「第149回 小池総裁が誕生すると心配な『あの再現』」で書いたわたしの不安は杞憂に終わったようだ。小池候補に対して小泉元総理が支持を表明したが、既に大勢は決していた。もちろん、政治は一寸先が闇だから、2、3日もあれば何が起きるか分からないが、よほどのことがない限り、麻生新総裁が誕生するだろう。
それにしても、福田総理が辞任表明をしなければ、12日には臨時国会が招集され、緊急総合対策を実施するための補正予算が審議されていたはずである。金額も中途半端で景気対策としては不十分なものではあるが、それでもやらないよりは、やったほうがずっといいことは間違いない。
今後、メディアでは、総裁選から解散・総選挙への政局がらみの報道、あるいは米国発のさらなる金融危機など、派手なニュースが飛び交うことだろう。そうした報道の前に、ここで日本経済がどれほど危機的な状況にあるのかを認識しておいていただきたい。
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