深夜営業をやめてもほとんど省エネ効果はない
そもそも、コンビニの深夜営業をやめれば、本当に省エネに貢献できるのか。その効果はかなり疑わしいと言わざるをえない。むしろ、国民に対して我慢を強いる度合いが多い一方で、効果が少ない典型だといってよい。
もともとコンビニ業界が排出する二酸化炭素は、全体の0.2%に過ぎない。そして、深夜営業の停止で減る二酸化炭素は、日本フランチャイズチェーン協会の主張によれば、そのうちの4%である。
つまり、コンビニの深夜営業を停止しても、二酸化炭素の排出量は、全体でわずか0.009%(0.2%×4%)しか減らないのだ。これでは、ほとんど効果がないというに等しい。その一方で、わたしたちの生活に及ぶ影響は多大なものがある。
4%という数字は、当事者が言っているものだから、鵜呑みにはできないという議論もあるだろう。営業時間が2、3割減るのだから、もっと省エネ効果があるはずだという反論もあるに違いない。だが、日本フランチャイズチェーン協会の話も理に適っている。
まず、一つの理由として、営業時間を短縮しても冷蔵ケースの電気は止められないということ。止めたら腐ったり溶けたりしてしまうからだ。
また、深夜営業をやめると、配送も昼間に行なわなくてはならない。すると、配送車が渋滞に巻き込まれて、その分だけエネルギーを余計に消費してしまう。そうしたことがらを総合した結果、4%という数字が算出されたのである。
しかも、配送車を昼間に動かすことで渋滞に輪をかけることになり、それがほかの産業にも悪影響を与えてしまう。
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