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構造改革をどう生きるか

新しい事業プランを民間に任せるというアイデア

 それに加えてわたしが主張したことがある。

 なにしろ大きな建物なので、職業体験だけならば現在の半分ほどのスペースでまかなえる。残りの半分で何をやるかという事業プランも、民間に任せたらどうかというアイデアだ。

 研修・宿泊施設をつくれば、企業の研修や大学のゼミに使え、宿泊費をとれる。企業に自由に絵をかかせて、そこを全部レンタルすれば、その分だけ家賃も入ってくるだろう。

 なぜ、わたしがスペースのレンタルを考えたかといえば、いわゆる小泉改革のマイナス面を数多く見てきたからだ。

 あの時代には、政府が金を出してつくってきた福利厚生施設を、かたっぱしから売却してしまった。高い金で売れたのかというと、けっしてそんなことはなく、二束三文で叩き売ってしまったのだ。

 「私のしごと館」も581億円かけてつくっているが、売ったらおそらくタダ同然である。数億円の値がつけばいいほうで、それでも建設費にくらべれば全損といっていい。それならば、競争入札をして借りたいという企業に高く貸したほうがいいではないか。

 実際に、借り手はいくつかありそうな様子なので、そうした方向で考えてみようということになったわけだ。

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