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構造改革をどう生きるか

玉石混交の「B市場」を賢く生き抜く

 生活防衛を考えるなら、食料品だけでなく日用雑貨も節約に励みたい。日用雑貨はすべて、100円ショップで売られているアジア製品に切り換えるのである。

 そうなってくると、大切なのが生活技術だ。ボールペンを例にとって説明しよう。

 わたしたちがこれまで使っていた日本製のボールペンならば、ほとんどの場合、インクがなくなる最後まで書くことができる。だが、100円ショップの製品になるとそうはいかない。そこには聞いたことのないさまざまなメーカーのボールペンがあり、中身は玉石混交。いいのをつかめば最後まで書くことができるが、ババをつかむとすぐに書けなくなってしまう。

 わたしたちはこれまで、「何を買っても一定の品質が確保されているのが当然」という環境で生きてきた。これを「A市場」と呼ぶことにしよう。A市場に生きる消費者は、少しくらい、ぼーっとしていても、なんら生活に支障がない。

 だが、いまやそれが当然ではない時代がやってきている。給料下落、物価高のなかで生き抜くには「B市場」に慣れなくてはならない。B市場の消費者は、ぼーっとしているわけにはいかない。下手をすればババをつかまされ、かえって損をすることになるからだ。

 そこで必要になるのは高い鑑定能力だ。これからの時代は、誰もが生活鑑定団にならなくてはいけない。「B」を生きるには、そうした生活技術が必要なのである。

 そう考えると、これからはこうした生活技術情報にビジネスチャンスがあるのではないか。例えば、「ダイソーで売られている○○というボールペンは大丈夫」「××のボールペンはすぐにダメになる」というB級製品の評価サイトを立ち上げれば、人気が出ること請け合いである。なにしろ、一般の人が全部のボールペンを試すわけにはいかないし、全部試していたらかえって高くついてしまうからだ。

 もし、わたしがヒマならば、そうしたサイトを立ち上げたいところだが、残念ながら忙しくて時間がない。100円ショップの製品は入れ替わりが激しいので、常に情報をアップデートしなくてはならないのだ。ぜひとも、どなたかにやっていただきたいものである。

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