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構造改革をどう生きるか

第129回
日本が経済無策のまま景気後退を続ける理由

経済アナリスト 森永 卓郎氏
2008年4月21日

 日本の景気はすでに失速寸前である。その原因として、米国のサブプライムローンによる世界的な信用不安を挙げる人も多いだろう。確かに、サブプライム問題が影響していることは間違いないが、それが主な原因と考えるのは大きな間違いである。

 例えば、今年に入ってからの日米の株価の変化を見てみよう。年初の1月4日から年度末の3月末日までを比較してみると、ニューヨークダウが4%の下落であるのに対して、日経平均株価は15%も下落している。先週末までの時点でくらべてみても、ニューヨークダウが1月4日の株価をやや上回るところまで回復したのに対して、日経平均株価は8%の下落となっている。

 これはおかしいと誰もが思うだろう。サブプライムの本家であるアメリカの株価にくらべて、なぜ日本の株価のほうが大きく落ちなくてはいけないのか。米国の金融機関が抱え込んだサブプライムローン関連の損失は10兆円近くに達している。しかし、日本の金融機関がこうむった損失はどう見積もっても1兆円程度でしかないのである。

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