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構造改革をどう生きるか

第123回
環境対策車の本命はハイブリッドからディーゼルへ

経済アナリスト 森永 卓郎氏
2008年3月10日

 日産自動車は、ディーゼルエンジン搭載の乗用車を、今年秋にも国内市場に投入することを発表した。このエンジンは、ルノーと共同開発したM9Rエンジンをべースに、日産独自の触媒技術やエンジン制御技術を盛り込んだ新しいクリーン・ディーゼルエンジンだ。これをエクストレイルに搭載して販売しようというのである。

 ディーゼルエンジンというと、日本では「環境に悪い」「大型車だけ」「時代遅れ」といった偏ったイメージがあるかもしれない。だが、そうしたイメージはすべて過去のものとなりつつある。

 日本では、環境対策車というと、ハイブリッドから燃料電池に至る流れこそが主流であると思い込んでいる人が多い。

 ところが、欧州では事情がまったく違っている。欧州では、乗用車の新車販売数の半数がディーゼルエンジン車となっており、環境対策車イコールディーゼルが常識となっているのだ。わたしも、個人的にはハイブリッド以上の環境対策効果があるのではないかと、関心を持って見ているところだ。

 日産自動車のディーゼル乗用車投入のニュースは、一般のメディアではあまり大きく取り上げられていないようだ。だが、もしかすると、今後の日本の自動車メーカーにとって大きなターニングポイントとなる「事件」になるかもしれないと思うのだ。

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