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構造改革をどう生きるか

第11回
30万円を3億円に増やした三村君の投資法
~普通の人は中長期分散投資がお勧め~

経済アナリスト 森永 卓郎氏
2005年12月19日

私の主張と正反対

デイトレーダー
コンピューター端末の前に座るデイトレーディング会社の男性。この端末からフランクフルト証券取引所のEUREX市場にもアクセスができる(ドイツ・ライプチヒ)
(写真提供:時事通信社。なお同写真およびキャプションについて、時事通信の承諾なしに複製、改変、翻訳、転載、蓄積、頒布、販売、出版、放送、送信などを行うことは禁じられています)

 先日、30万円の元手からデイトレーディング(デイトレ)で、3億円まで増やした三村雄太君(仮名)と対談した。彼はいたってフツーの大学生だが、その投資法は私が長年主張してきたこととまるで正反対なので驚いた。

 私はちゃんと投資する企業のことを知りたいので事業内容はもちろん、財務諸表なども一通り目を通すが、三村君は一切見ないし、売り買いする企業が何の会社さえ知らない。

 私は中長期の投資を推奨するが、彼は超短期の売買だ。デスクの上に二台のパソコンを置き、右側には板情報(売りと買いの注文株数)などの投資情報を開き、左側では市場の3分間チャートを見ながら、値動きの激しい株を探し、短期で売買を繰り返す。

 板情報にはダミー情報が入り込むこともあるので、三村君はそれを見抜いて100万円を買おうが、自分のイメージと違っていたら、1秒で売ってしまう。だから、デイトレをやり始めると、ずっとパソコンの前に座り続けているそうだ。

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