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構造改革をどう生きるか

第101回
福田康夫、恐るべし

経済アナリスト 森永 卓郎氏
2007年9月28日

 福田康夫内閣が発足した。辞任した安倍前総理が53歳で、新しく就任した福田総理が71歳だから、その差は20歳近い。若返りに逆行していると言われかねないところだが、これまでを見る限り、お坊っちゃん総理と揶揄(やゆ)された前総理と比較して、福田総理の老獪(ろうかい)さが目立っている。

 渡辺喜美行革担当大臣が「ぼけキャラ」と評した通り、飄々(ひょうひょう)とした態度で、厳しい質問もたくみにかわしている様子は、都合の悪い点をつかれるとすぐムキになった安倍前総理と対照的である。

 さっそく各メディアからは内閣支持率の調査結果が発表されたが、その数字は軒並み50%を超えている。もちろん、発足直後でご祝儀の意味もあるのだろうが、わたしが予想していた数字より10ポイントほど高い。

 自民党の中身はまったく変わっていないにもかかわらず、これほどの高い数値が出るということは、福田総理のキャラクターが国民に受け入れられている証拠なのだろう。福田総理の長期政権は難しいとわたしは思っていたが、もしかすると長持ちする可能性もあるかもしれない。

 「福田康夫、恐るべし」というのが、今の時点でのわたしの印象である。

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