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構造改革をどう生きるか

“厳しい修行”に耐えても、その先には何もない!

雇用情勢・満員のハローワークで求職する人たち
失業率悪化にともない、満員状態のハローワークで職を探す人たち(東京・新宿区のハローワーク新宿西新宿庁舎)
(写真提供:時事通信社。なお同写真およびキャプションについて、時事通信の承諾なしに複製、改変、翻訳、転載、蓄積、頒布、販売、出版、放送、送信などを行うことは禁じられています)

 実際に、東京・飯田橋のハローワークの近くでインタビューをしたことがある。職を求めている人に対して、昨今の政治について尋ねると、想像もしない答えがかえってきた。「痛みが必要なんですよね」

 それも、一人や二人ではない。失業者の多くがこんなことを言うのである。

 これを、ユーフォリアといわずに、なんと言おう。

 これまでにも、選挙によって、日本新党ブーム、マドンナブームというものがあったが、これらは、文字通り“ブーム”に過ぎなかった。

 だが、今回の熱狂は、ブームとは桁違いである。世の中を騒がせたヨン様ブームの比でもない。まさに、陶酔的熱狂としか表現しようがない。

 私が危惧しているのは、こうしたユーフォリアが日本に起きたのは、これがはじめてではないからだ。

 前回、同じようなことが起きたのは、1920年代の終わりのこと。そのときのカリスマは、「この改革は命がけで行う」と言って、選挙に圧勝した濱口雄幸首相(在任1929年7月2日~1931年4月14日)である。

 しかも、時代の状況から、首相の経済政策、そしてキャッチフレーズまで、背筋が凍るほど共通しているのだ。その詳細は次回で説明する。

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