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“外交弱小国”日本の安全保障を考える

第59回
米国から見た福田政権

国際問題評論家 古森 義久氏
2007年10月9日

 福田康夫氏が首相に就任してから2週間、同盟国である米国は福田新首相をどう見ているのか――。

 前回のコラムでは福田政権への米国の対応を、テロ特措法の行方を中心にして報告した。インド洋で活動する海上自衛隊艦艇がもし給油を止めて、引き揚げるという事態となったとき、米国はどう反応するか、というレポートだった。今回はこの視点をさらに広げ、米国側がそもそも福田康夫氏という政治指導者と、その指導者の下での福田政権をどう認識し、どう期待し、どう懸念しているのかを報告しよう。

 米国政府は当然ながら福田康夫氏の首相就任を歓迎すると言明し、これまでと同様、日米同盟の堅持と両国関係の強化への期待を表明する。だがこれは公式の建前である。本音では福田新首相の登場を歓迎しないわけではないが、それなりに不安や懸念もあるということだろう。そのへんの本音の福田首相観はいま、民間の識者や専門家の見解によって、うかがわれるといえよう。

 日本側でも知名度の高いマイケル・グリーン氏(元国家安全保障会議アジア上級部長)の意見は、米側の多様な見解のなかでも福田氏への評価ではおそらく最も高いように響く。

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