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“外交弱小国”日本の安全保障を考える

ヒラリーと互角に戦える共和党側「希望の星」

 現在62歳の同氏は検事出身らしい飾り気のない容姿、荒く男っぽい挙措、しわがれた声と、いかにも大衆的政治家というイメージを投射する。政策面ではイラク戦争で一貫してブッシュ大統領を支持してきたことに集約されるように、保守の戦略、外交のスタンスを明示する。社会福祉では自助を説き、財政では歳出削減と減税を唱え、「小さな政府」の保守主義を明確にする。

 このジュリアーニ氏は共和党の他の大物候補、つまりジョン・マケイン上院議員やミット・ラムニー前マサチューセッツ州知事と比べても、このところの一連の世論調査では先行する人気を示している。この1月のニューズウィークの世論調査で、共和党各候補ではジュリアーニ氏が48%、マケイン氏が44%という数字が示された。この時期のこの種の世論調査の数字はあまり意味がないとはいえ、ジュリアーニ氏は民主党のいま最高人気のヒラリー・クリントン上院議員に対しても、前述のニューズウィークの世論調査で49%対46%と、肉薄していた。フロリダ州での調査では逆にクリントン議員を引き離す支持率も出ていた。

 要するにジュリアーニ氏が共和党側の大統領選での希望の星となっていることは間違いないのである。

 しかし候補者としてのジュリアーニ氏にも弱点はある。2001年の人気絶頂のころに判明した前立腺がんは克服したようだが、カトリック教徒ながら2度の離婚、そして妊娠中絶、同性愛結婚、銃砲規制という一連の社会問題では共和党内では十分に保守だとはされないスタンスだというのである。ニューヨークでのコンサルタント企業を経営中にパートナーだった友人にはマフィアとのつながりをうわさされる疑惑の人物もいたという。

 だがそれでもなお、このルドルフ・ジュリアーニ氏が共和党側の大統領候補の先頭走者となっていく展望はかなり確実とされるのである。

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