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“外交弱小国”日本の安全保障を考える

第42回
ルドルフ・ジュリアーニ氏、立候補の展望

国際問題評論家 古森 義久氏
2007年2月16日

 米国の大統領選挙キャンペーンがますます熱気を帯びてきた。実際の投票が2008年の11月であることを考えれば、異様なほど早い熱気の高まりである。それには多様な理由があるが、いずれにせよ、このところのハイライトはもっぱら民主党側のみに集中している。与党の共和党が「守」であり、しかも現職の共和党正副大統領とも今期で引退することが確実となっているため、当面の関心が「攻」の民主党側に集まるのは自然でもある。

前ニューヨーク市長 ルドルフ・ジュリアーニ氏
写真/厚川 千恵子

 民主党側ではヒラリー・クリントン上院議員が公式に名乗りを上げ、初の大物女性候補として注視を集める一方、新人のバラク・オバマ上院議員も同様に立候補を公式に宣言し、珍しい背景の黒人候補として全米の関心を引きつけている。だが共和党側はどうなのか。

 共和党側でも大物候補たちが手ぐすねを引いて待機している。なにしろ投票まで1年9カ月あるから、正式の出馬表明は急ぐことはないという現実もあるからだろう。

 厳密に言えば、共和党側でも既に出馬を表明した政治家は存在する。例えば下院の軍事委員会の委員長を長年、務めたダンカン・ハンター議員や、日本では拉致問題への協力で知名度の高い上院のサム・ブランバッグ議員らである。だがこれら候補は全米レベルでは知名度はそう高くなく、実際に共和党の全国大会で指名を獲得する見通しも少ない。

 しかし共和党側のフロントランナー(先頭走者)となりうる大物候補たちも、もう間もなく公式に名乗りを上げて、ハイライトを浴びそうな状況となった。その第一走者は前ニューヨーク市長のルドルフ・ジュリアーニ氏となる展望が確実となった。

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