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“外交弱小国”日本の安全保障を考える

第21回
C.イーストウッドが南京大虐殺を映画化?
~悪質なデマの陰にちらつく反日謀略組織~

国際問題評論家 古森 義久氏
2006年4月21日

日本軍の南京大虐殺がハリウッド映画に!?

 「クリント・イーストウッド監督兼主演、メリル・ストリープ共演で日本軍の南京大虐殺をハリウッド映画化し、2007年12月の南京事件70周年記念に全世界で同時公開する」

 こんな情報を聞けば、普通の日本人ならばなんともいえない嫌悪感を覚えるだろう。また日本人性悪説が中国を発信源として、アメリカ映画界により迫真のドラマ化され、全世界に流されることになるからだ。ただし日本の一部にはこの種の日本の「悪」が広まることをなぜか歓迎する向きもある。

Clint Eastwood(アメリカ) 映画俳優
(写真提供:AFP=時事。なお同写真およびキャプションについて、時事通信の承諾なしに複製、改変、翻訳、転載、蓄積、頒布、販売、出版、放送、送信などを行うことは禁じられています)

 この情報に日本側は翻弄された。だが結論を先にいえば、この情報は虚構だった。小泉純一郎首相ならば「ガセネタ」と呼ぶだろう。一般的にいえば、ウソであり、デタラメである。しかもその虚構の裏側には黒い政治意図がちらついていた。日本側でその虚報の片棒をかついだのは国内最大部数を誇る新聞であり、その虚報の流布にはアメリカ在の反日組織もかかわっていた。情報の扱い方の恐ろしさを実感させる展開だった――

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