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第19回
独身・結婚期(20歳~30歳代)のマネープランと団塊の世代(50歳代)のマネープラン
ファイナンシャル・プランナー 大和田 英明氏、汀 光一氏
2006年3月17日
人生の3大資金は「教育資金・住宅資金・老後資金」といわれている。それぞれの資金について、早い時期から積み立てを開始するなどの準備は大切だ。今回は、独身・結婚期、主に20歳代から30歳代のマネープランと、50歳代のいわゆる“団塊の世代”のマネープランはどうするべきか、比較しながらそのポイントをまとめてみた。
資産運用編
攻める資産設計(独身・結婚期)
若い人の方が、高齢者に比べてより大きなリスクがあるものを選択することができる。もし運用に失敗して資産を大きく減らすようなことになっても、その後の人生でリカバリーが可能だからだ。運用期間も長い期間が残されているし、追加で資金を投入できる余裕もある。
独身時代、まずは貯蓄である程度の資金作りが必要だ。例えば「四分の一貯蓄法」。これは給与の四分の一を毎月貯蓄に回す方法だ。毎月の給与自動引き落としなどで貯蓄し、使えるお金を限定してしまうのだ。これを実行することは、かなり大変かもしれないが、効果はある。具体的には、財形貯蓄などを利用するとよいだろう。こうして、将来の結婚資金や運用資金の種銭にすることがまず、第一歩である。
ある程度の資金が出来たら、それを長期投資の路線に乗せよう。そして、さらに定期的な追加投資をしていく。このための商品としては、投資信託などがある。
守る資産設計(団塊の世代)
逆に団塊の世代は、“なるべく減らさない”という資産運用が大切である。“攻める資産設計”ではなく、“守る資産設計”ということになるだろう。
また、団塊の世代になると資産を増やすだけではなく、増やしながら使うという視点が必要だ。元本を運用する一方で、少しずつ貯蓄を取り崩していくわけだが、将来は不確定なので、どの程度資産を減らしても大丈夫なのかをシミュレーションする必要がある。長生きすることで発生するリスクをどう考えるかが重要だ。分配型投資信託が団塊の世代に人気なのもそれが原因だろう。
資金作り・ローン編
教育資金・住宅資金(独身・結婚期)
子どもの誕生と同時に、教育資金の準備は開始しよう。学資保険や子供保険が一般的だが、貯蓄性を重視するのであれば、郵便局の教育積み立て資金や一般財形貯蓄、投資信託の積み立てなども利用するとよい。
また、マイホームの取得には住宅資金計画が必要である。まずは自己資金の積み立てから始め、住宅購入計画を立てること。その場合、教育資金の積み立てとのバランスを考えながら、住宅財形貯蓄や郵便局の住宅債券などで運用しよう。自己資金がたまったら、無理のない返済ができる範囲で住宅ローンを組むこと。最近は、民間銀行で「フラット35」という長期の固定金利ローン(最長35年)なども売り出されている。
借金の返済(団塊の世代)
まず、借金は出来る限り返済しておく。「借金しながら運用しよう」という人がいるが、さらに大きなリスクを取ることになってしまう。ローン残債がなくなればシンプルなバランスシートで生活でき、その分安定する。
この連載のバックナンバー
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